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寒さについての話
草津温泉は何回も出てきますが標高1200メートルという高地にあります。
従って地理的には関東地方という区分になりますが気候的には北海道あたりと何ら変わりないと言っても過言ではありません。
真冬ともなるとマイナス15度くらいまでは平気で気温が下がることもあります。
ここで気温と寒さの目安についてご説明しましょう。
- ●氷点下0度
- 水が凍り始める温度、魚などを保存する場合に最も適していると言われる「パーシャル(氷温)」がこの温度です。
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- ●氷点下4度
- 水道の凍結が始まる。草津では水道の凍結を防止するために各家庭の水道管には必ず電気ヒーターが付いています。平地のような発泡スチロールで覆うだけでは気温が下がりすぎて間に合わないのです。また、草津国際スキー場ではこの気温になると人口降雪機を稼働してスキー場に雪を降らせます。
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- ●氷点下6度
- この気温になると家庭の窓などでは様々な幾何学模様の霜が付着します。これを「窓霜」と呼ぶそうです。 炭酸飲料水が凍るのもこの温度ですのでケースに入れたまま室外で保存するのは気を付けましょう。
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- ●氷点下10度
- このあたりの気温になると耳が痛くなったり、早朝深呼吸をすると胸が痛く感じたりします。家屋の窓やガラス戸が真っ白に凍りつき、ビールが凍るという現象が起きます。草津では真冬になると日常的にこのあたりの気温が記録されます。また、ダイヤモンドダストはこの気温あたりを境目にして観測されます。草津でもよく晴れた無風の地上で観測されますが、「風花」と間違う人も多いようです。但しこれは夜間に観測される程度で、昼間は気温が上がるためにほとんど観測されることはありませんが、このような現象が昼に見られるときは残念ながら白根山からの風花です。冷え込みの厳しい夜間に停車している車のヘッドライトや、街灯の明かりにキラキラと静かに舞うダイヤモンドダストはまた格別でとても神秘的です。ご覧になったことはありますか?
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- ●氷点下15度
- 夜中に「ミシミシ」っと言う不気味な音が聞こえるときがあります。これが「やなり」と呼び、「家鳴」と書きます。建物は最初気温が下がると収縮します、更に下がると今度は含まれる水分が結氷して膨張します。このギャップにより家鳴りは起こります。防止するには家全体を暖房する必要があります。草津の町中ではおおむねこのあたりまでが最低気温の限界です。これ以下になることはまずありません。
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- ●氷点下20度
- 山岳映画や北極の探検映画などで目にするように眉毛、ヒゲ、前髪等至る所に霜が付きはじめます。また、ダイヤモンドダストが日中でも観測される。草津白根山などではおおむねこの気温が最低気温です。
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- ●氷点下25度
- 山岳の木立などが立ったままバリバリッと弾けるような音を立てて裂ける現象「凍裂」がおきます。草津白根山など標高2000メートルを超える山ではときとしてこの気温に達する場合があります。
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- ●氷点下40度
- プロパンガスなどを噴出させたときの温度、瞬間冷凍に使用する温度、バナナで釘が打てるというコマーシャルが有名ですがこれがマイナス40度です。この気温はツンドラと言われる地帯に達するとしばしば記録するようですが国内では滅多に記録されることはありません。
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