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●「仮説」生物とは何か?

2003.26./中沢康治

 

 
 
 

 

草津温泉中ではレジオネラ菌は直ぐに死滅します。「ばい菌」も我々と同じDNA生物仲間です。水道の塩素殺菌などは過ぎると自分の身体を損なうのはイラク爆撃で民間人に犠牲が出るような物です。


蚊・ハエは勿論、ビールスも人間も同じDNA生物圏の一員で、競争関係にあるのです。

では何を競争しているのでしょう?
DNA生物圏では「異なった多くの種類の仲間」を創って、変化する環境に適応した者を残し、適しない者を引っ込めます。我々仲間は絶えず、誰が残って増えるのかの増大競争を行なっています。
なぜまたこんな競争をやっているのでしょうか?

その背景には宇宙の強大な流れ(神の意志?エントロピーの増大)があり、その中にあって如何に効率良く(短時間にスムーズに)流れ(神の意思に)に沿うかの競争です。DNA生物圏の生物達はその流れを加速する「化学触媒」のような役割を担っています。

1つの触媒より2つの触媒の方がより流れを促進します。どんどん数を増やして促進しなければならないほどの強力な場があるのでしょう。人体は多くの酵素の入れ物とも言われますので「生体触媒」とも言えます。

ガモフのいうビッグバン以来宇宙は膨張を続けています。
中心部から辺縁部へ広がって行く事で、中心部の密度を崩す分散こそが我々DNA生物圏の使命かもしれません。強力な塊や高い密度の物(高いエネルギー)を細かく薄くする事(低いエネルギー)が役割で、その「強大な流れ」があまりにも強い為に、その役割を演ずる触媒自体も増え、効率がよければ長命化すると思われます。

これをヤスジの「触媒の法則」として表現すると「背景にある場の強さ」=「触媒作用効率」×「触媒の数」となります。

生命に課せられた使命は2つ、増えて広がり、宇宙の拡大に寄与せよ!となります。キリスト教の「生めよ増やせよ!地に満てよ!」と奇しくも一致します。 中心部の物質を外へ広げるには「電子」(釘)を引きぬき、物質を壊して分散させる事です。 電子を引きぬく酸化作用が「仕事」と思われます。 より強力に酸化作用を行なう為に酸化作用が活発で効率よく、本体が丈夫で増えれば酸化という仕事が益々盛んになります。 本体自体は酸化されにくい還元系なのです。ここに一見矛盾する「還元」系増大の意味があります。

つまり、丈夫で長持ちする「酸化マシン」を多量に作り、強力且つ持続的に酸化を促進する事が使命ではないでしょうか。

太陽系などの天体が出来る時、始めは密度の低い星間ガスの大きな塊が引力で集合し、渦状運動から回転運動になり、扁平化して益々中心部は密度が高くなり、太陽などができ、「水素」から様々な元素が出来ました。中心部は密度が高い還元系でしょう。

これを酸化する高度化した触媒が原始生命体とすれば、地下深く高温高圧化で「電子」を抜き取る高能率の蛋白質と考えられます。 物質には電子を放出して安定しようとする還元系と、電子を貰って安定しようとする酸化系とあり、還元系の水素の電子は原子核ごと酸化系元素にくっ付き、塩酸・硫化水素・メタン・アンモニア等となって蛋白質スープを作り、最も強力な電子の引き抜き屋「酸素」は2個の水素を引き抜き、水(H2O)を作って酸化します。

生物とは還元系物質を更に酸化して中心部から外への電子の流れを促進する「生体触媒」とすれば、人間がミサイルや爆弾を落とすのも役割りのせいでしょうが、自滅しないように祈ります。

 

 
 
 
 
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