定例議会のたびに一般質問させて頂きました。我々議会は、あなた方、町長と助役以下の執行機関、つまり行政側の提示された案件に対して賛成か反対かのチェック監視機構であり、議員の考えを披露できる機会はこの一般質問を措いてはないと言っても良いくらい重要なチャンスであります。しかしこれが最後の質問かと思うと感慨深いものがあります。
さて、現在の日本は、今まで考えられなかったような長期大不況が続き、物価下落が更に不景気を呼ぶデフレスパイラルに直面しているといわれます。世界のリーダー役のアメリカではＩＴバブルが弾け、９月１１日に起こった未曾有の同時多発テロ事件はアフガン攻撃となり、終焉を迎えていますが未だウサマ・ビン・ラデｲン氏は捕まっておりません。またイスラエルとパレスチナに飛び火しました。日本が頼みにしたＩＴ産業も迷惑メールやコンピューター・ウイルスが蔓延して、伸び悩み、頼みの製造業は我が国の所得の「二十分の一」とも言われる中国に工場を移し、工場閉鎖やリストラが続き、狂牛病も世間を騒がせ、長く２パーセント台だった完全失業率は１０月末に、調査を始めて以来最悪の５.4パーセントとなりました。これからも今までにない変動や変化が起こり、今後の草津町の舵取りは今までの古い考え方では対応が出来なくなると思います。しかし、この危機的状況から脱出し、尚且つ、これを機会に「観光産業」を日本の主要産業にまですることは夢ではありません。「ピンチはチャンス」と思います。
それには、日本の温泉を代表する草津町の施行機関の首長には、清い倫理観、不正に対する勇気、先見性、正しい判断力、変化に対応出来る考え方、すばやい行動力などが要求され、加えて、観光の専門的な見識が、大きくものを言うと思いますがどう考えますか？
さて、いよいよ雪のシーズン到来です。若ものスキーやスノーボードが同時テロの影響で海外のスキー場に代わって盛んになりそうといわれ、大変ありがたいことです。
ところで、最近スノーシュウ（西洋かんじき）が大変な売れ行きです。自然の中の雪上散歩に、女性や中高年に、気軽に雪上をどこへでも行けるのが受けるのか、自然指向のバックカントリースポーツが大きな流れとなってきました。これがそのスノーシュウです。
もう１つは、＜ノルデイック・ウオーキング＞です。わが町の誇る荻原次晴さんがやっていますが、スキーのストックを使って、スキーをつけずに歩くのです。殿塚区の有志と「四つ足で歩く会」をつくり、草津の健康長寿と老人医療費削減の為に始めました。
これは素晴らしいと思います。第１に４本足だから転ばない。第２に歩くのに手を使うのでボケない。第３に姿勢が良くなる。ハイキングや山登りにも良いのですが最も良いのは雪道です。滑る道でも、凸凹道でも平気です。そこでお尋ねします。谷沢の南側のサイクリングロードを歩行者の為に、除雪して欲しいと言う要求が出ていると聞きましたが、除雪しないで頂きたい。ノルデイック・ウオーキングなら安全に歩けます。自然の雪上の散策が「不自然」になってしまいます。歩行者の為にはむしろベルツ通りの歩道を除雪してほしいと思いますが如何でしょう。
もう１つ、草津住民の健康長寿と老人医療費削減の為には冬の温泉共同浴場は問題です。厳寒の外の、滑りやすい道を歩いて行き、寒い脱衣場で脱いで「熱い湯」に入ります。なかなか温まらないので「長湯」をします。帰り道は、身体は温まっても滑る道、雪もふる、これでは身体に良い訳はありません。自宅にお風呂（温水）を造ることを勧めては如何ですか？
先ほど目沢議員が同じことを質問しましたのでやめますが------。
以上３点についてお答え頂きたい。
（以下参考までに掲載します）
最後は巡回バスです。評判は良い様ですが未だ観光にも開放する気はありませんか？
また、ベルツ温泉センター付近に大きな駐車場を確保し、循環バスで町内にお客様を運べば町内の排気ガス環境は改善し、福祉に役立ちますが如何ですか？
更に「福祉バス」なら、来年1月群大草津分院が閉鎖し、2月1日に西吾妻病院が開院しますが、草津町からのＢコースをここまで延長することはお考えでしょうか？
