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●草津町議会議員としての中沢康治をご理解いただくため、私の一般質問書を公開いたします。これについての皆様のご意見などを広く頂きたいと思います。ご議論、ご意見等なんでも掲示板へどうぞ
 
 
 
 

  一般質問  2001.9.14  中沢康治

アメリカに空前のテロが起き、ご不幸に会われた方々に謹んで哀悼の意を表します。テロは絶対に許せませんが「目には目を」で更にエスカレートするのを憂慮しています。

  さて、三つ質問します。

  1)市町村合併問題
  2)マンション建設問題
  3)ポイ捨て条例

1点目、前回に続き町村合併問題です。国は、平成17年3月迄に合併する市町村に「飴」を与え、地方交付金削減という「鞭」で迫ります。この方向は間違ってない、むしろ草津にとって絶好のチャンス到来だと思います。

これからの日本の製造業は安い労働力を求めて中国、そしてアフリカ等に工場を持つでしょう。今後日本の目指す方向は二つ、一つは「超ハイテク企業」、二つ目は「観光産業」だと思います。

この美しい吾妻を世界的観光地として世に出すには、浅間火山、白根火山、横手山系の三つを纏める「吾妻川」です。八つ場ダムは「あがつま湖」と名前を変えて観光都市を作るチャンスです。それには、議会の「八つ場ダム対策特別委員会」は「町村合併問題対策特別委員会」に変更し、町当局は「町村合併準備委員会」を発足させる時がきたと思いますが如何ですか?

前回、私は吾妻8か町村を「あがつま観光市」として、愛着のある町村名を此の侭残せる67,000人の市にする事を提案しました。4か町村では残念ながら合計27,000人で市にはなれず、今の町村名が使えません。8か町村が大きすぎるなら、吾妻町15,000人を入れると42,000人で「市」になり5か町村の合併と言う手があります。吾妻町は「あがつま」の盟主にふさわしい名前です。ダム下の吾妻渓谷、岩櫃山、榛名湖畔までを含みます。

そして、徹底して観光都市を目指し、市民憲章は「歩みいるものに安らぎを去り行く人に幸せを」とし、「あがつま市」は1週間滞在しても飽きない観光地にします。

歴史はヤマトタケルノミコトを中心のイベントやお祭りを行い、草津温泉に「カジノ」を造って自主財源にします。先日「お台場」に石原都知事が計画とのこと、ラスベガス風と思われますが、草津はヨーロッパ調が、ホワイトタウン跡か音楽の森あたりに、調高く似合うでしょう。

JR線、長野原草津駅は「あがつま」駅として観光都市に相応しい玄関口にします。

「吾妻線」を売り出す為にも、この駅からバリヤーフリーで乗り換えられるケーブルを、終点は、六合村の上州湯の湖近く、諏訪原に設け、「湯の湖・あがつま湖」線として高齢化したお客様を運びます。六合村を観光スポットにし、草津楽泉園の東に至るケーブルは雄大な浅間山が展望できる名物路線になるでしょう。

町村合併に必要な高規格・上信自動車道が開通すると吾妻谷は、日帰り圏内に入るので「宿泊産業対策」が必要になります。これには、志賀草津ルートを閉鎖し「登山電車」を志賀高原「熊の湯」か「丸池」まで走らせます。これは思い切った計画だと思いますが鉄道作家の宮脇順三氏の案で、山口荘さんの素晴らしい提案です。

白根火山は、車で通過の途中で見るものではなく、観光の目的地として「登山電車」で見に行くのです。途中で降りれば、山岳ハイキングができます。車だと置いた所に戻らなければなりません。また、冬季の運行は重要です。志賀と一体化した「日本一のスキー場」が出来、嬬恋のスキー場や万座スキー場も活性化します。

これからの農業は輸入が増え、特色の在る観光農業で生きることになるでしょう。農産物は独自のものを、市場に出荷しないで「あがつま市」だけで売り、例えば、嬬恋キャベツを元にした産物・料理・キャベツ風呂・健康食品、等々、また吾妻谷の果物は美味しいので、桃を中心にすれば文字通りの「桃源郷」になります。この鬱陶しい閉塞感の世には夢が必要です。どうお考えですか?

2点目、マンション建設についてお伺いします。現在、草津町にはリゾートマンションが22棟5678戸、この固定資産税・都市計画税は別荘ともに約8億円の税収で、町の主な財源である総固定資産・都市計画税14億円の55%を超え百人以上の役場の人を養っていると同じで、町の財政を支えているといっても過言ではないでしょう。

然るに草津町では、感謝の気持ちも薄く、マンション建設が諸悪の根源とばかり、不当な規制を加え、「マンション建設凍結」宣言を行っています。平成4年頃より不況で売れなくなり、事実上建設する業者もおりませんが、草津の土地の価格は主にマンション建設が出来るということで価値がありましたが、町で許可しないので、固定資産税は高く、持っているばかりで何にもなりません。これでは自由経済社会に反します。貴重な観光価値のある私有地は観光資源として活用されるべきです。また高さ37m12階という制限がありますが、都市計画で認められている容積率や建蔽率を守り、デザインさえ自然にマッチすれば、むしろ、高いほうが緑は残ります。建築面積が広いと土地を建築物で覆い、反って自然破壊が行なわれ、一般の人が立ち入れない土地が多くなります。今後、観光がメイン産業になる日は必ずきます。このように乱暴な「マンション凍結宣言」は解除して頂きたいと思います。規制しなくても売れなければ造る人はいません。造ったとしても100年もすれば駄目なものは競争の原理・市場原理が働き、サンバレーやホワイトタウンのように撤去されます。如何にお考えですか。

最後は「ポイ捨て条例」についてです。観光地はお客様を喜ばせる事が目的です。それには、お客様に不愉快なゴミを取り除き、サービス側の舞台裏を見せないのが最低の基本と思います。さて、草津温泉感謝祭の「湯善神社」での顕花のとき、この条例を作られた最高責任者の方がお二人、顕花が終わって電信柱の下に、タバコの吸殻を「ポイ捨て」するのを目撃しました。如何に罰則規定のない法とはいえ、法の下に万人は平等です。作った本人はなお守る義務があります。「自分は偉いから許されるが他人は駄目」という論理は成り立ちません。これを機会に「偉い人」が率先して「禁煙運動」と「ぽい捨て禁止条例」の普及に努める事を、強く希望します。デズニーランドでは社長から担当者までゴミを拾い、ゴミを落としてから三分以内に綺麗にすると言われます。決意をお聞かせ下さい。

 
 
 
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