今年のお盆の最盛期に山田議長の提案で議員が交通整理に出ました。相変わらずの混雑は湯畑広場、泉水通り草津ホテル下、役場駐車場入り口、坂田スタンド前、白根観光ホテル信号でした。草津温泉へいらっしゃるお客様も、通過するお客様にも、いらいらさせる事は「去り行く人にストレスを」となり草津温泉のイメージダウンに繋がります。一番の癌は「白根観光ホテル前の信号」です。関係者のご努力の、センサー付き信号はこの時はあまり効果はありませんでした。ストップウオッチをもって実際に測って見ました。
- 白根方面から右折し街を見ないで通過する車は約40秒の間に右折しますが最初の約15秒は草津から帰る車と一緒になるので実際には30秒くらいでしょう。そして白根方面の車を40秒待ち待ちます。8月14日午後2時半では、この信号から先は、坂田スタンドの一時停止があり時々つかえましたが、後ろは、天狗山まで延々と繋がっていました。
- 草津街から(もくべえ方面から)左折して東京方面に帰る車は、約15秒間で、60秒近く待たされ、特に草津街から帰る車はこの一車線に集中しますので、バスターミナル下まで繋がり、その先は見えませんでした。
- 白根方面への左折は、約40秒あり比較的スムーズでしたが13日は、この信号から谷所まで繋がったそうです。また9月14日敬老連休初日14時30分頃から草津方面に登ってくる車は渋滞を始め16時ごろ来たの話ですと草津カントリー倶楽部からなかなか進まず、殿塚まで40分かかったといわれました。
これでは効果あったと言えません。信号による時間のコントロールは限界で、根本的な解決方法が必要でしょう。町長さんは約1千万円をかけて交通問題を調査するといいますがお金をかけなくても必ずいい案があり、広く論議すべきです。
宮崎謹一議員がスーパーはりやから坂田スタンドまでを両方向にすれば解決ると仰いますが、坂田スタンド前の一時停止がいっそう危険になり、また陳情のように三輪屋前まで双方向交通にすれば、駐・停車ができなくなり、却って通りの人々の首を絞めるでしょう。いずれの方法も草津に向かう車が草津カントリー倶楽部まで繋がるのは解決できません。さて、そこで2001.3.14に一般質問で市川町長に、「時計回り一方通行商店街」を提案しましたが一年半たった今でもこの案が最もいいと再認識し、もう一度提案します。
本案に寄ればメリットは
- 白根山や志賀高原に行く車はどんどん行って頂きますので、全車輌はストップすることなく常時流れ、渋滞しません。(行きはよいよい)
- 「白根観光ホテル前と三輪屋前の信号」二つが不要となります。
- お帰りのお車を全部頂きます。(帰りはこわい)
- バスターミナルまで入れ、光泉寺駐車場を2、3階にして湯畑、西の川原に誘い湯畑の駐車場をやめて歩行者優先にすれば人気は倍増します。
- ぐるぐる商店街でお土産を買って頂きます。商店街は活性化します。
デメリットは
- JRのバス発着場の入り口が反対になるのでバスを入れる方向が90度変更になる
- 坂田スタンドから白根観光ホテルまでの通りの土産商店の売上げが多少減る可能性がある。おみやげ物は帰りに買うことが多い為。
- 対策:徹底して「もう一度回ってお土産を!!」をPR、全商店街の活性化
では、本当に交通がスムーズになるかを検証してみましょう。
変な記号を用います。暫くご辛抱を(画像をクリックすると拡大版がご覧いただけます。)
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白根方面へ行く車(草津を見ない) S1
帰る車(草津を見ない) S2
(宿泊)草津泊の車 K1
帰る車 K2
(日帰り)行きに草津を見てから白根を見る車 Sk1
白根を見て帰りに草津に立ち寄る車 Sk2
国道292号線の上り下りを2車線と考え、分母として1か2
2車線で一方通行の場合(混まない) /2
2車線で双方通行の場合(混む) /1
現在の交通では、住民の車を一応無視して考えますと、大雑把に見て
1) 道の駅から降り、坂田GSから直進、草津街に入るのを (K1+Sk1)/2
2) 坂田GSら白根観光ホテル信号まで (S1+Sk2)/1
3) もくべえ前から白根観光ホテル信号までは (K2+Sk1)/1
4) 白根観光ホテル信号から坂田GS・道の駅方面は (S2+K2+Sk1+Sk2)/1
となり、4)3)2)の混雑は一目瞭然ですが、本案に寄れば、
@ 坂田GSから直進、草津街に入るのは逆一方通行方向で (S2+K2+Sk2)/2
A 坂田GSから白根観光ホテル信号までは一方通行で (K1+S1+Sk1+Sk2)/2
Bもくべえ前から白根観光ホテル信号までは、逆一方通行で (S2+K1+Sk1+Sk2)/2
B 白根観光ホテル信号から坂田GS・道の駅方面はAと同じ (K1+S1+Sk1+Sk2)/2
となって、1)だけが現状より混雑しますが、早く旅館に入りたい車が通過するばかりで商売にはなりませんが今度は土産商店街が考えられます
それ以外は一番混雑する上り一車線・下り一車線の「白根観光ホテル信号と坂田GS間」の道幅が倍に増えると同じ事になり大幅な緩和が期待できます。
加えて草津温泉街を歩く日帰り客が増え、交通体系が解り易く、お客様に親切になり、しかも「時計回りの、停車できる土産商店街」が出現します。
長野原バイパスの様な「バイパス道路」を造ってお客様を遠ざける様な、今までのお金の掛かる手法ではなく、お客様に来て頂く、素晴らしい手法だと思います。
ちなみに本案は私の案ではなく元草津町交番所長の剣持隆一氏のご提案であることを付け加えさせていただきます。町長さんの見解をお伺いしたい。 以上