猫のうんちくとお店案内

■猫のうんちく


◆第一回・豪徳寺の猫ちゃんの場合

今回のお話ですが、招き猫は日本のあちらこちらで古くから縁起物として大切にされてきました。「犬は人につき、猫は家につく」と言われますが、家につく猫を縁起物として位置づけるようになったいきさつを様々な書籍などから紐解いてみました。こういうたぐいのお話は得てして色々と後からできたり、付け足したりと言う風になり形は変わってくる物です。皆さんもいろんなお話(いきさつ)をご存じかも知れませんが、そこ違うぞ!なぁ~んていう突っ込みは受付致しておりませんのでよろしくお願いしますね。

時代は万治年間といいますから・・・ふっ、ふるい話です(汗)
どれくらい古いのか調べてみますと西暦1658~1660頃・・・、将軍は徳川綱吉でこのお人に特に気に入られていたと言う群馬県出身(館林)の柳沢吉保(後の川越藩主)や、かの有名な松尾芭蕉等が生きていた頃です。
 
当時、ちょ~びんぼ~寺であった豪徳寺(世田谷区)の和尚は、お寺がびんぼ~な割には自分の食事を削ってでも猫には食べさせると言う位に猫を可愛がっていたそうです。
 
そのくせそこはそれ、やはり人の道を教える和尚は、猫に向かって「なぁ~タマ(名前は私の創作です・・・笑)お前も恩というものを知らなくてはいけないよ。また、知っているならその恩に報いることも知らなくてはいけませんぞ。」と言いきかせていたそうです。
やっぱこれはなんだかんだと言いながら「見返りの要求」だとかずさんは思うのですが。。。(^-^)
 
さてそれはそれとして、くっそ暑い夏のとある日、門前で鷹狩りの帰りらしい立派な武士の一団が「今日はアッチィ~やねぇ~」とか言いながら大きな木の陰で一休みをしていました。
 
大将がふと寺の境内に目をやると向こうで猫が「おいでおいで」と手を振り上げ招いているように見えたそうです。怪訝に思った大将でしたが「何かあるのでは」と思い直し皆に寺の境内に入るよう言いつけ自分も場所を移しました。
 
途端に空がにわかに掻き煙り、ざぁーっと激しい夕立が降りだし、空の至る所で雷鳴が轟き、先ほどまで大将のいた大きな木立に天空から一本の眩しいほどの光とともに耳をつんざくほどの雷鳴が鳴り響きました。
 
危ういところを猫の手招きによって難を逃れた大将はいたく感激し、「我こそは江州彦根の城主井伊掃部頭直孝である。猫に招き入れられ、雨をしのぎ、貴僧のありがたい話が聴けたのも仏の因縁であろう。かんどーしたぁ~」と帰っていったそうです。
 
以来、豪徳寺は井伊家の菩提寺として大いに栄え、これも猫が恩に報い福を招いてくれたからと、和尚は猫が死んだあとも墓を建てねんごろに冥福を祈り、後々この愛猫が武士を招いている姿を人形にして「招福猫児」と称して崇めると吉運がやってくると言いならわしたそうです。
 
おしまい by kazu

◆第2回・招き猫で効果のあった話

招き猫の効果?こんにゃんちは!かずおチャンです。さて今回の招き猫のお話ですが、懸賞応募の中に「招き猫は本当に効果があるのでしょうか?」と言う質問がありましたので、いままで自分が経験したことを書いてみます。(但し万人の皆様にあったっているとは限りません)そこの所をご了承くださいませ!

我が家(山形屋土産店 まねきや本舗)で招き猫を専門に扱ったのはおよそ5年前からです(それまでは民芸品のお店でした)
最初は店の一部分に置いてありましたが、いまでは店の95%を占めています。(猫だらけ)そのおかげで、リピーターのお客さんが増え売り上げもほんの少しあがりました。そのリピーターのお客さんから聞いた話です。
 
招き猫のおかげで、マイホームを手に入れた、万馬券が当たった、待望の男の子が生まれた、彼氏ができた、結婚が決まった、受験に成功した等等・・・
 
中でも「彼氏ができた」と「結婚が決まった」の話をします。「彼氏ができた」は私の知人の娘(女子高生)が高校3年生の時にそれまでテニス1本で男性に興味がなくまるで「岡ひろみ」みたいに頑張っていましたが、部活も2学期以降は引退してしまい彼氏が欲しくなっていたらしい。(青春だなー)
そんな時に「彼氏が欲しい」と言われ私が作ったピンク色の左手を上げた招き猫をあげたら2ヵ月後に彼氏を連れて家に遊びに来ました。(自分の作った猫が・・・)
 
「結婚が決まった」は町の消防団の後輩がほろ酔い気分で家にふらーと寄ったときに「菅野さん 嫁の来る猫ください」と言いましたので、先ほどと同じピンクの招き猫を勧めであげましたら、半年後に婚約をした話を聞いたのです。(たまげたー)
 
ともかく、信じていれば願いはかなうみたいですね。
 
それからもうひとつ、これは招き猫が人同士を引き合わせてくれたお話(自分のことです)九州湯布院にとても有名な招き猫作家の先生がいます。町から車で10分くらいのところ、その方の招き猫は2週間に1回(400個)の猫を焼いて釜だしするのですが、釜だしの日は800人以上集まり抽選会をするそうです。
 
ある日旅行に自分が行ったときは、釜だしの日でもなく、その先生が居るかどうか、わかわからずタクシーで行って見ました。タクシーの運転手さんも「多分いないよ」と言っており半分あきらめていましたが、なんと先生は仕事(招き猫作り)をしていて自分と会ってくれました。それから2~3時間位招き猫と猫の話をし、最後に先生の作品を買う事ができ、なおかつホテルまで送ってもらいました。
車のなかで何度もお礼を言うと先生が一言「猫が僕らを会わせてくれたんだよ」その言葉に「なるほど、これが招き猫だ」と思うばかりでした。
皆さんも招き猫を信じて可愛がりましょう。そうすればきっといつか良いことがありますよ。
 
おしまい by kazu

◆第3回・猫の癖

今回は猫の癖について箇条書きにします。(猫の癖第一弾) 世間にはいろいろな猫がいますが、それと平行して猫の癖もいろいろと有るみたいで す。(これは私が観測したことなので ”えー”と思う人がいるかも)括弧の中は猫 の気持ちと私の気持ちですので、勝手に判断してください。
●猫は夜行性なので昼はほとんど寝ている、意地でも起きない。(おきろー)
●家の中で一番良い場所を必ず占領している。(暑いときも、寒いときも)
●毛繕いの後、舌をしまいわすれている。(べろべー)
●けんかの途中落ち着くために毛繕いを行う。(一休み)
●指を近づけると臭いを嗅いでしまう。(何度やっても臭いをかぐ)
●ご飯をいそいで食べると吐く。(苦しい)
●無防備な猫は腹を出して寝る。(どうにでもしろ)
●失敗した時は知らん顔をしてとぼける。(恥ずかしいー)
●何かねだる時は必ず甘えるがそれ以外はしらんぷり。(結構冷たい)
●嬉しいときはのど(?)をゴロゴロならす・・・(なぜ?)
●雨が降る前に顔を洗う (湿度が関係しているんだって)
●獲物を狙うときはおしりを振る。(狙っているんだよ)

取りあえず今回はこの位にしておきます。
次回も猫の癖について、うんちくを、書きたいとおもいます。楽しみにしててください。
 
おしまい by kazu

◆第4回・猫の癖その二

前回の続きで、猫の癖について箇条書きにしたいと思います。 (猫の癖第二弾) 世間にはいろいろな猫がいますが、それと平行して猫の癖もいろいろと有るみたいで す。(これは私が観測したことなので ”えー”と思う人がいるかも)括弧の中は猫 の気持ちと私の気持ちですので、勝手に判断してください。
●マタタビが大好き。(たまには嫌いな猫もいる)
●家の中で自分が一番偉いと思っている。(わが道を行く)
●じつは、猫舌は嘘だ。(うちの猫は時々だがぬるま湯を飲む)
●ねこじゃらしで遊んであげると呼吸困難になるまで遊ぶ。(以外にしつこい、しかしやりすぎには注意)
●飼い主の家族の足音を聞き分ける。(あっ!○○○が来た)
●捕まえた獲物を1回で殺さず何回かに分けて殺す。(やるならいっ発でやれー)
●他の猫と偶然でくわしたときに、勝てないと思ったら逃げる。(ヤバイ 逃げろ!)
●高い所が好き。(ところかまわず上る)
●猫は普通足音を立てないが、うちのはドタドタ歩く。(やっぱり家のなかで存在感がある)
●荷物が着いて箱を開けると必ずのぞき、箱に入ってしまう。(邪魔だ!)
●生ごみをあさるときがある。(あさってもいいがかたずけろ)
●知らない人はあまり好きではない。(時々人好きな猫もいる)
●高い所が好き。(ところかまわず上る)
●必ず何かの上に座る。(だってー、肉球が冷たいんだもん)
●びっくりすると異様なまでに飛び上がる。(飛んでもむだなのに)
●飼い主に怒られると、その場だけシュンとするが、すぐに立ち直る。(きにしないも~ん)
●部屋の扉を勝手に開けるのは良いが、閉めない!(開けたらしめろ)
●名前を呼んでも、しっぽだけで反応する(横着なやつ)


 
おしまい by kazu

◆第5回・猫の怪我と温泉について

草津温泉は殺菌力にすぐれており、過去の実験においても  個の大腸菌が1分以内ですべて死ぬほど。また我々も軽い怪我、虫さされ等は薬より温泉のほうが早く治るのでよく利用します。この話も我が家で体験したことです。参考になるかわかりません。
我が家は昔から猫を飼っていました。(現在もわがままな猫が2匹います)
以前狩っていた猫ですが、よく外へ行っては喧嘩をして傷だらけになって帰ってきた猫がいました。ある日その猫を見てみると、後ろ足のところが擦り傷だけど膿が出ている状態でした。当時我が家には車がなく獣医の所へ行くのも不可能で迷ったあげく傷口を温泉につけたらいいと思い、試してみました。3日間やってみたら、キレイに傷が治ってしまいました。
 
また次の猫は、あるペットショップで「ただで差し上げます」と書いてあった、かわいそうな猫でした。その猫を譲り受けて家で手入れをしていたら、な・な・なんとお腹全体に蚤が「うじょうじょ」いまして、とても取りきれなかったので温泉で猫を洗いました。
 桶の中には蚤の死骸がたくさん浮いていました。
蚤退治にも温泉が効きました。
それから、今家にいる2匹の猫ですが、なぜかよく喧嘩をします。そのため爪をこまめに切ってあげるのですが、つい忘れてしまったある日のこと、後ろ足の付け根が大きく口を開け、血だらけになっていました。(血が乾いていなかったので怪我をしてまもない?)と思い、過去の経験を生かして、すぐに温泉につけて消毒をし獣医に連れて行きました。5針も縫われました。そのとき獣医さんが「(温泉で消毒したのは)良い判断でしたね」と!
我が家も色んな経験をしていますが、草津温泉に感謝です。
最後に
ペットは言葉がしゃべれません。飼い主の皆さん、「かわいい」だけでなく、毎日ペットのことを良く観察してあげましょう
 
 
おしまい by kazu

◆第6回・猫と商店

昔から商店には猫がつきものだったことを知っていますか。それは猫が優れたハンターだからです。

店には倉庫等、在庫を保管するところが必ずあり、多くの商品(魚系を除く)が保管されたおりました。
現在では密閉が良い倉庫等ですが、 昔は小動物が出入りするのに簡単な造りで、材質も今とは比べ物にならない位粗末なものでした。
そうなると、小動物をはじめとして昆虫なども良い隠れ家また食料庫として人気を高め、 自然と小動物等が集まってきてしまい、大切な商品が、かじられたり、食べられたりしてしまい商品が売り物にならなくなってしまいました。
 
そこで我らがヒーロー!猫の登場です。
猫は商品にはあまり興味が無く(魚系は除く)、コチョコチョと動く小動物や昆虫が大好きなのです。それは狩りをする習性が残っているからだと思います。
猫を倉庫の中に放すと用心深くあたりを観察し、小動物に近づいてしとめます。虫などはおもちゃとして遊びますが、小動物となると必死です。
また、しとめた小動物は、すぐには食せず、必ず主人に見せてから食したものです。 そのころの猫の食事は、ご飯に鰹節をかけたもので、動物性たんぱく質が少ないため、小動物を、 捕獲し食すと言うことは重要だったかもしれません。このように人間と猫は昔からのつきあいをしてきました。
 
現在の猫はちょっと不安?
キャトフードの方が小動物よりおいしいし、栄養もたくさんある、小動物を捕獲しなくてすむ。
だから肥満の猫が多くなってしまったのかも。 また小動物等が安心してしまっているかもしれない・・・・・
 
猫 がんばれ!
 
 
おしまい by kazu

◆第7回・猫は神様

さて、今回は「猫は神様」について書きます。

他事総論もあると思いますが私なりに書いてみます。

皆様は猫と犬、どちらを飼っていますか。
猫と犬は本当に対象的だと思います。
犬のルーツは狼で人間が食事をしている時に食べ物が欲しくて狼の方から人間に近付き食物をねだり、又人間も狼がおとなしかったので手なずけることには苦労しませんでした。

それが元で現在の犬となったみたいです。
犬の気持ちとしては「僕のために餌をくれるなんて、人間は神様なんだな感謝をして人間に尽くしてあげよう」と思っていると考えます。

現に餌を貰うときに「お手」や「ちんちん」等の芸を必ずといっていいほどします。
また犬は単独行動はせずに、群れをなして生活していたのでいまでも知らない犬どうしでも比較的すぐ仲良しになります(たまに気の会わない時もあります)

ポチタマの「まさお君」が良い例です。
彼は本当に友達が好きですね。

しかし猫はどうでしょう。
猫は昔から猫で人間には近付かず単独で行動していました。
猫は自分のことは自分で行う主義で群れを作る習慣がありません。
そのため人間には餌を求めなかったのです。
また猫は古代エジプトでは神として慎重され人間に大切にされました。
逆に魔性としてヨーロッパでは嫌われた時もありました。

どちらにしても「良い神と悪い神」の両方をもっていたわけです。

 現在の猫もそのなごりがあって、猫の気持ちとしては「僕のために餌をくれるのはあたりまえ、ついでにトイレの掃除もしろよ」と高飛車である。
ほとんどが猫のペースで人間が猫に振り回されているのが現状ではないでしょうか。
みなさんも思いだしてください、猫との日々の生活を・・・・・・。
でもそんな気ままな猫が大好きなんですね!
また猫の性格がうらやましいと思うのは私だけでしょうか?
とにかく猫と付き合うには猫の方が人間より上みたいです。

自由気ままな猫達にばんざーい。
異論、反論があると思いますが、これは私のかってな話ですのでご了承ください。
また猫のねたをお待ちしております。

 おしまい by kazu


◆第8回・猫の毛

さて、久しぶりなので何を書こうかな~って悩んでいます。
今回は猫の毛について書いてみます。
 
猫を飼っているとどうしても気になるのが「毛」ですよね、人間にとっては触っているときは心地よくて仕方ないけど、いざ洋服、カーペット等についてしまうと大変困った物になってしまう事がしばしば!皆さんも経験有るでしょう。
通称「コロコロ」やガムテープでべたべたと取って、やっと終わったと思ったら何処からともなく「毛」「毛」「け」が出てきませんか。ついでに人間の「毛」も出てきたりして?
 
こんなにも邪魔になる抜け毛も猫にとってはとても重要なのです。
春から夏上旬に抜ける「毛」は特に細く柔らかい物です。
これは冬毛なのです。
猫自信が冬に備えて細く柔らかい「毛」を生やします。これは寒さから身を守るため、また体温が外に出ないようにするためなのです。
その「毛」が夏頃から抜けだして家の中が「毛」だらけになってしまいます。
予防としては春頃から細かいブラシでこまめにブラッシングをしてください。
(その時力をいれないでね)
また冬毛が抜けきらないで毛玉になった時は、猫の肌を傷付け無いようにはさみでカットしてください。
そうしないと毛玉の中にダニやのみが卵を産み付けてしまいます。
最悪の場合、それらが原因となって皮膚病等にかかってしまう恐れがあります。
しかし、ただむやみに暑そうだからと言って「毛」を切ってはいけません、なぜなら、猫は猫なりに「毛」で体温調節をしているのです。
 
ましてや、ふざけて「らいおんカット」なんてしないでね。
間違いなく猫の健康を害してしまいますから。。。
ちなみに我が家の猫は毛玉の処理をして「ハゲ」が有ります。
名前はマロン(通称:麻呂)♂ 5歳です。
性格はドジで甘えん坊、人見知りが少しあります。
今度草津温泉に来られるときがありましたら、是非我が家の「麻呂」にも会いに来てあげてください。
ではまた。

 おしまい by kazu


◆第9回・豪徳寺の武士の話

招き猫の由来は諸説がありますが
有名なのは、豪徳寺の武士の話ですね。

猫に招かれて、九死に一生の命拾いをした
お侍さんの話から招き猫という物が発生したらしいです。

確かに猫が顔を洗う仕草はおいで!おいで!と招いている様に見えますね。
現在では右手を上げる猫は金招き、
左手を上げている猫は人招き(客)、
両手を上げている猫は満願成就(両方)・・・と言われています。

お店で見かける猫が左手を上げているのが多いのはやはり人招きで
お客様を沢山呼んでもらって商売繁盛を願っての事からなんでしょうね。

今は大勢の猫作家さんがいて色々な招き猫が増えています。
皆様のお宅にもお一ついかがでしょうか?
お気に入りの招き猫を置いてみませんか?

眺めるだけで自然と笑顔になれる、
そんな幸せな時間を持つことが出来たらと願っております。



■当店のご案内

住所:群馬県吾妻郡草津町草津393

電話:0279-88-2234

店名:山形屋土産店 まねきや本舗 ねこ屋

営業日:不定休

営業時間:≪夏≫8:30~21:00 ≪冬≫9:00~17:00


☆不定休なので来店された時に閉まっていたらごめんなさい。

☆ねこ屋とはありますが、生きた猫は取り扱っておりません。
  たまに飼い猫が店内を“うろちょろ”しているときがあります。