
5月を過ぎ6月の頃を迎えると草津温泉にもそろそろ「梅雨入り」という言葉が聞かれるようになります。
ゴールデンウイークの喧噪が嘘のように街はすっかり落ち着きを取り戻し、人の流れとは関係なく草津の自然はゆっくりとそれでいて確実に季節を送っていきます。

こんな季節と季節の狭間に温泉情緒をたっぷりと味わいたい方は是非草津温泉においで頂きたいと思うのです。
残雪のまだ残る草津白根山やその山麓の青葉山、また更に下って「石楠花コース」や「ものぬぐの池」など、散策するには絶好の場所が到るところにあります。
梅雨に入る直前、まだ5月の香りを残した山あいでは「逆さ白根」を偶然発見することもあるでしょう。
野鳥のさえずりもあちらこちらと聞こえて、時にはびっくりするほどの距離で自分の視界に入ってくることもあります。