左の図は草津温泉の主な外湯を記した物ですが、草津と言えばこの外湯があるおかげで来られる人も多いと聞きます。この温泉の良さはなんと言ってもまず源泉100パーセントであるという事と、中には自噴の源泉を持つ物があると言うことでしょう。
■
左の略図はクリックすると拡大図がご覧になれます。最近の温泉施設では、「循環式」にしてあるところも多く施設内にボイラーを保有して源泉から配湯された温泉を浴そうとポンプによって循環させ、いわゆる暖め直しをしているところも多いのですが、草津18湯と言われる外湯には浴室がどれも小さいのでそのような暖め直しをする必要がないのです。これは純粋な温泉水という意味ではどれもこれも大変なお勧めといえます。当然ながら純粋な源泉と言えばその効能もまた源泉そのままと言うことで、ピリリときつい万代鉱、ちょっとまろやかな湯畑、それぞれに個性豊かな地蔵の湯や白旗の湯、まったく温泉好きにはたまらない千変万化の外湯といえます。
常連のお客様には「当然」過ぎる西の河原大露天風呂、以前もまた他のコーナーでも紹介していますが、500平方メートルという巨大な露天風呂は庭園の中の大きな池に入っているように感じ、兎に角広いので湯温はちょっとぬるめですがその景観には特筆すべき物があります。外気温がマイナス10度を軽く下回ってしまう時期にはさすがにと言う方でも春の声を聞くこの時期にはちょっとお散歩プラス外湯と言うことでお勧めの場所となります。特に季節の名残雪ともなれば格別のおもむきで廻りに植え込まれた木々の雪をかぶる景観は筆舌に代え難いでしょう。ちなみにこちらは入浴料が必要です。