秋の行楽といえば「紅葉散策」。紅葉の草津白根、吾妻渓谷へ向けて日帰りバスのやお座敷列車 、臨時列車が運転されます。運転日、発着時刻が決まっていますので計画を立てて行動 しましょう。

特に最近、クマやスズメバチに襲われるというニュースを耳にすることがよくあります。近年、同郡内でも数件の被害が報告されています。
草津町では町内の旅館やホテルに宿泊して山間部に訪れる観光客が多いことから、事故を未然に防ぐ対策としてクマ鈴と笛を無料貸し出ししています。また町役場や道の駅草津運動茶屋公園で も販売しています。問い合せは草津町役場（電話０２７９-８８-０００１）へ。

●被害に遭わないために！
クマ	クマは人の気配で逃げると言われています。鈴や笛を持っていても油断は禁物。一人での入山は避け、必ずグループで賑やかに自分たちをアピールし、クマを寄せ付けないことが大切です。 ※参考リンク：草津温泉観光協会（PDFファイル)
スズメバチ	スズメバチは湿り気のある木の根っこや洞穴に生息していることが多く、特に揮発性製の高い香水や化粧品の匂い、黒い髪・黒い服・眼をめがけて襲ってきます。出かける前にこれらの留意点をチェックしましょう。

団体バスなどが行くことのできないちょっと隠れた紅葉のポイントがあります。天狗山ゲレンデから音楽の森に向かっていくと「矢沢橋」があります。この橋の上から見る景色は格別です。道はここ２年ほどの間に整備された物で大変状態はよいですが民家や商店などは一切ありません。全くの自然の中を遠くに近くに様々な景色を見せてくれる草津の新しい紅葉ラインといえるでしょう。また、この道はお隣の六合村へと続きますが途中からはまだ未整備となっていますのでご注意下さい。

志賀草津道路を白根山に向かって上っていきますと徐々に高木から低木へ、やがて熊笹と高山植物だけとなっていく景色をご覧になる皆様は多いことでしょう。この高木から低木へと景色が変わっていく当たりはおおむね標高１５００メートルから１７００メートルくらいになります。ですからこの季節、紅葉をご覧になられる方は高木の紅葉は標高１５００メートル付近を境にしてそれより下、低木や高山植物の紅葉をご覧になりたい場合は標高１５００メートルより上という風に覚えられると良いと思います。

この季節は空気も澄んできて遠くの景色なども大変良く見渡せる時季ですので、白根山などに登って写真を写す観光客の姿も大変良く目に致しますが、低いところにも良いポイントはたくさんあります。草津道路下りの前口バス停付近、登坂車線のあるところ標高にして約１０００メートル近辺です。ここから見る浅間山は絶景ポイントです。さらに前口から嬬恋方面に抜ける道では嬬恋村に入るとすぐにキャベツ畑が現れます。ここは近景遠景が普段の生活では見ることのできないようなすばらしいロケーションになっています。

渋川方面から国道を草津へ向かって参りますと吾妻渓谷を過ぎたあたりから道路上に温度計が設置されているところが何カ所かあります。年を経るに従ってその設置個所は増えています。長野原町の吾妻渓谷を少し過ぎたあたりに始まり、長野原バイパスの登り切ったあたり、次いで橋を渡って大津の信号手前、国道２９２号線バイパス、通称草津道路では標高１０００メートル付近、さらに草津の玄関口とも言える運動茶屋公園道の駅にも設置されました。夏はこの温度計を見ながら段々と気温が低くなってくるのでよけいに高原に向かっていることが実感できますね。また冬は気温の低下に伴って運転者は路面凍結などの判断の基準となり、安全運転への警鐘ともなりそうですね。（２００２年８月加筆修正）