大自然を肌で感じる「雲の道」
草津温泉と言うところは山の中にある温泉です。高さは約1200メートル。その温泉のみなもとは白根山や本白根山という火山ですがいずれも2000メートルを超える山です。草津志賀高原ルートはこの草津温泉と草津白根山をくねくねと曲がりながら登り続ける道路で、この季節、山では西側で沸き上がり東へ下り降り、また東で沸き上がった雲は白根山へとせり上がってきます。白根山と横手山の間にはそれらの雲が行き来する場所があります。
雲が遙か向こうで湧いて、山肌に添って盛り上がりせり上がり、2000メートルの峰を乗り越えて下界へ駆け下りていく姿はとても雄大です。きっとそれを見た人の心をつかんではなさい事でしょう。しばらくたたずんで見入ってしまう魅力があります。
このポイントは白根山の随所に点在しており、殺生河原を過ぎ、青葉山の上のなだらかなあたりから次第にその様子がハッキリと見られるようになり、白根山頂手前の白根隠し、また山田峠と言う場所が最も顕著に見られる場所で、草津白根山の裏側から横手山に至る峰づたいの部分。国道292号線・草津志賀高原ルートの最高地点とも言える部分です。
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